- げんしん
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げんしん【元稹】〔「げんじん」とも〕(779-831) 中国, 中唐の詩人。 字(アザナ)は微之(ビシ)。 親友の白居易とともに元・白と並称され, 元和体(ゲンナタイ)と呼ばれる平易な恋愛詩を書き, 広く民間で愛された。 詩文集「元氏長慶集」, 小説「鶯鶯伝(オウオウデン)(会真記)」など。IIげんしん【原審】⇒ 原裁判IIIげんしん【厳親】父親。 厳父。 厳君。IVげんしん【源信】(942-1017) 平安中期の天台宗の僧。 恵心僧都・横川(ヨカワ)僧都。 大和の人。 比叡山で良源に師事し, 横川恵心院に住す。 「往生要集」を著して浄土教の興隆に大きく貢献し, また文学・芸術にも多くの影響を与えた。 一方, 天台宗恵心流の祖とされ, 中古・中世の天台本覚思想の先駆をなした。 著「一乗要訣」「観心略要集」「阿弥陀経略記」など。Vげんしん【現身】〔仏〕(1)現世に生をうけている姿。 うつしみ。(2)「応身(オウジン)」に同じ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.